本部長からのご挨拶

詩吟を一緒に楽しみませんか

私が詩吟を始めたのは、歌が好きで公民館の民謡教室から聞こえた歌声がきっかけです。趣味で始めた写真の先生に「民謡を学ぼうと思う」と話したところ、先生は自分の詩吟を聞いて欲しいと言われ、朗々と詩吟を詠いだしました。しかもその日のうちに写真の先生が通う詩吟教室に誘われました。

詩吟教室の稽古風景を見学して、詩吟は民謡よりも難しそうな気がしましたが、それにも増して自分が求めているのは詩吟だと気付きその場で錦城流を学ぶことにしました。

私が師事した先生は流祖の右腕とも言える今は亡き丸山城壮宗範で、その縁で幸いにも流祖初代宗家の指導も受けることができました。更に現在、二代目宗家山元錦城先生のご指導を受けております。

私たちが学ぶ錦城流は単に大きな声で吟ずるだけでなく、詩の心、作者の心を推し量り感情表現を学びます。一に発声、二に節調、三に感情をモットーにし、更に一番大切なのは楽しく学ぶことです。人生は楽しくなければ意味がありません。

漢詩を通じて歴史を学び、詩の背景を知ることで、作者の心情にも触れ心震えることも多々ある詩吟の世界。

生きることへの豊かさを漢詩の吟にて感じ、声を出すことで健康にもつながり一石二鳥。

如何でしょうか、一緒に楽しみませんか。

ご見学、ご入会をお待ちしています

神奈川県本部長
佐藤城孝