よくある質問

60代~80代を中心に、幅広い世代の方が通われています。全くの未経験から始められた方が多く、職業も様々です。

神奈川県本部の会員の男女比は、おおよそ半々ですが、詩吟界全体では女性の割合が多いようです。70年の歴史を踏まえ、高齢者が圧倒的に多い状況となっており、若年層から団塊の世代層までの会員の増加を念願しております。

私どもは、錦城流という流派に所属しております。鹿児島生まれの流祖・山元錦城が昭和29年に創設し、70年の歴史を有します。詩吟朗詠錦城会は、錦城流の詩吟朗詠を伝えていく団体であり、「錦城」の呼名は、鹿児島の景勝地錦江湾の「錦」と城山の「城」に由来しています。 錦城流は、いわゆるグループレッスンは取り入れておらず、指導師範によるお弟子さん一人一人に対する個人指導に責任をもっております。

錦城会では、雅号の伝位を獲得しますと、詩吟で使う名前すなわち会員固有の「雅号」を申請することが出来ます。申請に基づき、女性は錦XX、男性は城XXという名前を認許されることになります。

錦城会に入会してから一年で初伝の伝位がもらえます。以下、伝位は中伝、奥伝、雅号、皆伝、準総伝、準師範、師範と伝位が徐々に上がっていきます。準総伝までは指導師範が昇段の判定を行い、準師範以降は錦城流総本部による昇段試験を受けて伝位が確定します。

希望者には年に四度の定例発表会に積極的に参加していただいています。初心者の方も参加しやすい環境を整えております。

また、これまで5年に一度の記念大会を行い、令和4年度には、50周年記念大会を開催いたしました。

はじめにお話しを伺い、それぞれの方に合わせた内容のご説明させていた だいております。全くの初心者の方には、発声練習などを行ってから、少しずつ声に出して詩吟にチャレンジしていただきます。一人一人にあった、無理のない声の高さで行います。

各支部ないし道場に複数のお弟子さんが教場に集まり、一人一人十分な稽 古を行います。会員が増えて稽古時間が足りなくなった場合は、新たな教場の新設或いは教場の曜日や時間帯を変えて稽古時間を確保しています。従って、いわゆるグループレッスン方式は取り入れておりません。

詩吟は単に詠うだけではなく、歴史の勉強、正しい発声法を学びます。詩文の意味を学び、その詩文に合わせた吟じ方を学びます。指導者は漢学者ではないので詳細な時代背景等について解説するのは難しいですが、出来るだけ詩の心をつかんだ吟じ方を指導します。詩吟は大きな声で吟ずるのみならず、作者の心をつかんで吟じなければ聞く人に感動を与えることができません。

錦城会は、指導師範による原則月3回のレッスンを受けます。指導料は、月3回の指導で3,000円の月謝制が基本となっています。仕事の都合でレッスン回数が減る場合は、指導師範と会員が個別に相談して柔軟に対応することにしております。なお、指導料以外に、会場費、県本部費及び錦城会本部経費の負担金がかかります。

各道場の指導師範は、傘下の会員数と会員個々人の状況を勘案し、稽古日を決めてレッスンを行いますが、うまく適合できない方には、ご都合に合わせてプライベートレッスンを行うこと等、適宜対応することも可能です。